当社について

私は、学生の頃から歴史的建造物に興味がありました。
神社や仏閣など、RC造でもない木造の建築物が、数千年の時を超え価値を維持しているのを目にした時に、
不動産管理の重要性と不動産について無限の可能性を感じました。

自社でも不動産を所有していたことから、幼い頃より不動産の管理について考えさせられる事が多く、また様々な不動産管理会社様と接点を持つ事が多かったのですが、どこにも納得のできる管理会社はなく、それならばと自ら事業を立ち上げました。通常の管理会社は家賃集金を始めとする、いわゆるハード面の管理業務をこなすことが中心の管理会社か、客付けをしやすいように内装のリフォーム等に力を入れ、そこから派生し入居率をアピールしている会社が多く、俗に言うPM（プロパティマネジメント）に力を入れている会社がほとんどです。

しかし、神社仏閣の例からも分かるように、建物管理の本質はBM（ビルマネジメント）にあります。定期的に建物の躯体や外壁の細かい変化に気を配らなければ、建物は存続することができません。しかし、このBMに力を入れて管理している管理会社は、基本的に存在しません。なぜなら、BM関連業務は手間がかかる上に収益性が低く、入居率のような分かりやすい数値でアピールが難しいからです。また、BM業務を疎かにし、建物にダメージが蓄積していくことは通常の管理会社にとってはビジネスチャンスになるのです。

そのビジネスチャンスとは、大規模修繕工事等の大掛かりな修繕工事です。管理会社にとっては、これらの工事が最も収益性が高いため、実施を積極的に進めます。オーナーサイドから考えると、これらの工事は多額の費用がかかり、収支を大きく圧迫することからなるべく避けたい工事です。これらの工事を実施したい管理会社と、なるべく実施のしたくないオーナーは、本来利害関係が一致しないのです。

これらの現状を変えるべく、PM業務に力を入れることを前提に、同じ物件のオーナーとしてBMにも抜かりのない提案を実施しているのが弊社の事業になります。

また、弊社は日本で唯一、次世代への移譲や後継者の育成、資産管理者へのノウハウ提供を行っている管理会社になります。同じ不動産のオーナーとして、自社の不動産と同じように最適な提案をする。お客様と同じ目線で、収益の最大化を実現する。目先の利益に囚われず、常にお客様の立場に立って考える。

株式会社和紗は、これらを大事にすることの出来る唯一の不動産会社になるべく、これからも邁進していく所存です。